2014年 06月 15日
松田新之助(石工棟梁)
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町内に75もの石橋があり「日本一の石橋の町」とも呼ばれる大分県宇佐市院内町に生まれ、町内外で数々の石橋を架けたことで知られる石工棟梁が「石橋王」ともよばれた松田新之助です。
橋の上に立つと「豊後富士」と呼ばれる由布岳が見えることから、富士見橋と名付けられたこの橋もその中の一つです。
工事中に崩落したものの、松田新之助が田畑山林などの私財を売り払って資金を集め、再び架設に挑戦し翌年見事に完成させたという逸話があります。
こちらは松田新之助が富士見橋と同時期に架設工事を請け負っていたという御沓橋(みくつはし)です。
町内に残る石橋の中で最長を誇る橋長59mの3連アーチ橋が竣工までに要した期間は、1年4ヶ月..大型の建設機械もない時代にわずか1年ちょっとで、これだけの橋を架けたなんて凄い!というのが正直な感想です。
石橋が見える展望所に向かう途中に地域の方々に「石橋を見に来ました」とお話すると、「いい橋じゃろう」ってお答えが帰ってきました。
町を東西に分断するように流れる恵良川に架けられた数々の石橋は、今のなお地域の人達の誇りとなっているようです。
【関連ページへのリンク】
》》 松田新之助(宇佐市ホームページ)
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by keikansan
| 2014-06-15 09:19
| 土木構造物