北方町美々地（槇峰鉱山跡）景観散歩

　日曜日は宮崎県延岡市を中心に景観に関する普及・啓発活動に取り組んでおられる延岡景観倶楽部のメンバーの方々と共に、かつて槇峰鉱山で栄えた延岡市北方町美々地でまちあるきをしてきましたよ。

　この日は「甦れ！槇峰鉱山　元気プロジェクト」と題して「北方町美々地　だんだん畑で秋祭り」を開催中でした。

　お祭りでは、餅まきや「東っ鼓隊」の皆さんによる太鼓の演奏のほか、九州保健福祉大学の山内准教授によるご講演もありました。

　餅を拾いながらの写真撮影でしたが、写真はまともなものは無いし、餅もほとんど拾えないわで．．やはり、二兎追うものは一兎をも得ずですね。

　実際に槇峰鉱山で働いておられた方にお話を聞きながら進められた山内准教授のご講演では、昭和４２年に閉山されるまでの槇峰鉱山の繁栄の歴史などについてお話がありました。
　当時の面影を残す施設のほとんどは取り壊されていますが、「皆さんの記憶に残り伝えられてきた槇峰の話こそが立派な財産である」という言葉がとても印象的でした。

　会場には、当時を忍ばせる写真の数々も展示されていましたよ。

　祭りの会場には「九州石油発動機愛好会鹿児島県支部」の皆さんが所有する古い発動機達も見ることが出来ました。


　発動機を動かすメンバーの皆さんの目はまるで愛おしい我が子を見るようでしたよ。


　祭り会場でステージイベントや食事を楽しんだ跡は槇峰鉱山跡地を巡るスタンプラリーに参加しました。

　多くの施設が取り壊されたということでしたが、所々にこうして当時の面影を偲ばせる施設が残っています。

　スタンプラリーをしながら、昔の人の暮らしぶりに思いを馳せながらの景観散歩はとても楽しかったですよ。

　皆さんもお住まいの町で土地の記憶（風景の成り立ちや地域の歴史）に思いをはせながら歩く景観散歩、ぜひ体験してみられてはいかがでしょうか。

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