2013年 10月 17日
阿蘇一の宮門前町
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熊本県阿蘇市の阿蘇一の宮門前町商店街は阿蘇神社に隣接する全長200mほどの小さな通りに、35軒ほどの商店が軒を連ねる小さな商店街です。
ほんの15年ほど前までは、疲弊しきった未来の見えない商店街だったそうですが、この10年ほどの間に多くの観光客が押し寄せる商店街に復活を遂げています。
私達が訪れた9月25日は、国の重要無形文化財「阿蘇の農耕催事」の一つである流鏑馬(田実祭)が開催されていました。
烏帽子に直垂(ひたたれ)姿で馬上から3つの的に矢を放つのですが、矢が命中するたびに拍手と歓声が沸き起こっていましたよ。
このような地域の歴史や文化を受け継いでいくことも地域づくりでは極めて重要ですね。
わき水が豊富で各店舗前には「水基」と呼ばれる水飲み場があります。これらを巡ってみるのもいいですよ。
建物のデザインは必ずしも統一されていたわけではありませんが、各店舗前に植えられた桜の木があるため、ほとんど気になりません。
桜の木はまちづくり活動に熱心だった人々が中心となって、店舗前のコンクリートをはぎ取ってもらい植えたものであるが、最初から直径7~8cm程の太さの苗木を植えた際には、これが苗木か!?と驚かれたそうです。
この日は、仲町繁栄会の会長さんに街をご案内いただいたのですが、「季節感が感じられるということで桜を選んだが、これを行政が植えたなら、葉が落ちる何とかしろ!」という話がでるだけできっとうまくいかななかっただろうと言われていました。結局、まちづくりの成否は住民のやる気次第のようです。
また、商店街のあちこちには、ベンチが置かれ、各商店で買った食べ物を座って食べる人の姿も数多く見かけました。
各店舗で買った食べ物を美味しそうに食べる人の姿が新たなお客さんを店に呼び込んでいる。そんな効果もあるようですね。
こちらは、湧水かんざらしの店「結(ゆい)」です。以前、このブログでご紹介した旧洋裁学校跡地にある雑貨屋さんと同じ場所にあります。
店舗内に湧き出ている湧水「龍命泉」で冷した寒ざらし(白玉)のほか、夏場は流しソーメン、冬場は阿蘇のあか牛を使ったニューメンが味わえるそうです。
こちらのサイダーはこの地域に湧き出る湧水を使用したもので、プレーン、チョコ味、しそ味の3種類があり、商店街にある工場で製造しているそうですよ。
各店舗の前に植えられた季節感を感じさせる樹木、自由に水を飲むことが出来る水基、そして気軽に座れるベンチに手書きの看板など..見事に復活を遂げた商店街には、「もてなしのデザイン」があふれていました。
【関連ページへのリンク】
》》 門前町散策(阿蘇 一の宮 観光ポータルサイト)
》》 消えかけた商店街の灯は、いかにしてよみがえったか(町づくり情報サイト)
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次回は11月11日(月) 公共建築の日に開催します! テーマは「公共建築のある景観」です。
たくさんの皆さんのご参加をお待ちしております。
》》 第3回 『ブログde景観ギャラリー』 開催のお知らせ
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このような地域の歴史や文化を受け継いでいくことも地域づくりでは極めて重要ですね。
わき水が豊富で各店舗前には「水基」と呼ばれる水飲み場があります。これらを巡ってみるのもいいですよ。
建物のデザインは必ずしも統一されていたわけではありませんが、各店舗前に植えられた桜の木があるため、ほとんど気になりません。
桜の木はまちづくり活動に熱心だった人々が中心となって、店舗前のコンクリートをはぎ取ってもらい植えたものであるが、最初から直径7~8cm程の太さの苗木を植えた際には、これが苗木か!?と驚かれたそうです。
この日は、仲町繁栄会の会長さんに街をご案内いただいたのですが、「季節感が感じられるということで桜を選んだが、これを行政が植えたなら、葉が落ちる何とかしろ!」という話がでるだけできっとうまくいかななかっただろうと言われていました。結局、まちづくりの成否は住民のやる気次第のようです。
また、商店街のあちこちには、ベンチが置かれ、各商店で買った食べ物を座って食べる人の姿も数多く見かけました。
各店舗で買った食べ物を美味しそうに食べる人の姿が新たなお客さんを店に呼び込んでいる。そんな効果もあるようですね。
こちらは、湧水かんざらしの店「結(ゆい)」です。以前、このブログでご紹介した旧洋裁学校跡地にある雑貨屋さんと同じ場所にあります。
店舗内に湧き出ている湧水「龍命泉」で冷した寒ざらし(白玉)のほか、夏場は流しソーメン、冬場は阿蘇のあか牛を使ったニューメンが味わえるそうです。
こちらのサイダーはこの地域に湧き出る湧水を使用したもので、プレーン、チョコ味、しそ味の3種類があり、商店街にある工場で製造しているそうですよ。
各店舗の前に植えられた季節感を感じさせる樹木、自由に水を飲むことが出来る水基、そして気軽に座れるベンチに手書きの看板など..見事に復活を遂げた商店街には、「もてなしのデザイン」があふれていました。
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》》 消えかけた商店街の灯は、いかにしてよみがえったか(町づくり情報サイト)
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by keikansan
| 2013-10-17 06:35
| 景観まちづくり