2013年 10月 29日
東京駅丸の内駅舎
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東京駅周辺の交通渋滞や環境問題を解決するために、東京駅周辺の再開発が計画された際、再開発とともに東京駅丸の内駅舎を首都東京の顔として保存・復原する方針が2002年に決定しました。
それから約10年程の歳月を掛け、1914年の創建当時の姿に復原された東京駅丸の内駅舎の赤レンガ駅舎は、国の重要文化財となっていることもあり、この日もたくさんの人達が見物に来ていました。
復原工事の際は伝統技術を駆使し、レンガも場所によって色を変えたほか、工事に合わせて駅舎の下に免震ゴムやオイルダンパーを入れるなど耐震化も図られたそうです。
東京駅を訪れた際にはぜひ見ていただきたいのが、創建時の姿に復原された南北ドームの天井部分です。干支や花飾りのレリーフ、ワシの彫刻などはとても美しく見応えがありますよ。
※「復元」と「復原」の違い
しばしば同義語のように区分け無く使われている2つの言葉ですが、建築の分野においては、「復元」とは失われて消えてしまったものを、かつての姿どおりに新たに作ることをいい、「復原」とは始めの姿が改造されたり、変化してしまった現状を元の姿に戻すことをいうそうです。
【関連ページへのリンク】
》》 東京駅丸の内庁舎保存・復原工事(鹿島建設(株)ホームページ)
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by keikansan
| 2013-10-29 18:10
| 建築物