2014年 07月 28日
ららぽーと 豊洲
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景観まちづくりのヒントを学ぼうと、東京都江東区豊洲にあるショッピングセンター「アーバンドック ららぽーと豊洲」(2006年10月開業)を訪ねてみました。
旧石川島播磨重工業(現・IHI)の工場跡地に建設されたという施設に隠された多くの人々を惹きつける様々な工夫をご紹介しますね。
両手を拡げ「さぁ、いらっしゃい!」といっているかのように「ハの字型」に配置した建物の中心部は訪れた人が自由に使える広場となっています。
店の前で買物客が楽しんでいる姿を他のお客さんにも見えるようにすることで、あちらの店にもいってみたいと思いますよね。
一階部分は、セットバック(壁面を後退させる)されています。
商業者にとっては、出来るだけ店舗の面積を大きくしたいところですが、ここを「お客様、どうぞご自由に使って下さい。」としているところが、「このお店は私達を大事にしてくれる」ということを伝えているんですね。
また、お店の前で楽しそうにしている人達が他の客を呼び込む「呼び水」になるんですね。
左側の建物1階部分から張り出すように作られた白っぽい部分はレストランです。
このような「お店側からお客さんに歩み寄っている感じ」も重要なのだそうです。
この施設の象徴的な施設となっているのがこちらのドッグです。
埋め立てて広場にする方法もあったとは思いますが、これを残したことで変化に富んだ景観をもたらしているほか、屋外の空間を人々が行動するうえで居心地の良いスケールに分節することにつながっています。
「つま先下がり」とも呼ばれる緩やかな斜面におかれたベンチには、日の沈むころになるとたくさんのカップルで埋め尽くされるそうです。
他の人達を気にせずに美しい景観を眺められる「自己領域(自分自身のヒューマンスケール的な空間)」を提供することが大切なんですね。
私達があちこちの場所を訪れた時、「一度行けばいいかなぁ」と思うところも多いでしょう。
再び訪れてみたいと思わせる施設には、訪れた人(お客さん)自身が、自分なりに心地よい(楽しい)空間を見つけ、自身の体験として心に残る施設であること。
訪れた人(お客さん)が楽しむ姿が、呼び水となって私達も行ってみようかなと思わせる場所だと感じました。
あちこちで観光地のPRなどが行われていますが、施設そのものの魅力を発信するのはもちろんのこと、多くの人が楽しそうに(満足そう)にしている様を発信することも大切なんだなぁって改めて感じました。
【関連ページへのリンク】
》》 アーバンドッグ ららぽーと 豊洲
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》》 第5回 『ブログde景観ギャラリー』 開催のお知らせ
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一階部分は、セットバック(壁面を後退させる)されています。
商業者にとっては、出来るだけ店舗の面積を大きくしたいところですが、ここを「お客様、どうぞご自由に使って下さい。」としているところが、「このお店は私達を大事にしてくれる」ということを伝えているんですね。
また、お店の前で楽しそうにしている人達が他の客を呼び込む「呼び水」になるんですね。
左側の建物1階部分から張り出すように作られた白っぽい部分はレストランです。
このような「お店側からお客さんに歩み寄っている感じ」も重要なのだそうです。
この施設の象徴的な施設となっているのがこちらのドッグです。
埋め立てて広場にする方法もあったとは思いますが、これを残したことで変化に富んだ景観をもたらしているほか、屋外の空間を人々が行動するうえで居心地の良いスケールに分節することにつながっています。
「つま先下がり」とも呼ばれる緩やかな斜面におかれたベンチには、日の沈むころになるとたくさんのカップルで埋め尽くされるそうです。
他の人達を気にせずに美しい景観を眺められる「自己領域(自分自身のヒューマンスケール的な空間)」を提供することが大切なんですね。
私達があちこちの場所を訪れた時、「一度行けばいいかなぁ」と思うところも多いでしょう。
再び訪れてみたいと思わせる施設には、訪れた人(お客さん)自身が、自分なりに心地よい(楽しい)空間を見つけ、自身の体験として心に残る施設であること。
訪れた人(お客さん)が楽しむ姿が、呼び水となって私達も行ってみようかなと思わせる場所だと感じました。
あちこちで観光地のPRなどが行われていますが、施設そのものの魅力を発信するのはもちろんのこと、多くの人が楽しそうに(満足そう)にしている様を発信することも大切なんだなぁって改めて感じました。
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by keikansan
| 2014-07-28 06:17
| 景観まちづくり